今回はHSP美容師さんのお悩みを解決していきます。
HSP美容師さんが仕事する上で辛い、生きにくいと感じている人が自分の特性を知らない限り適職に出会えなくなってしまいます。
この記事を読めば、HSP美容師が辛い理由・HSPの特性・HSP美容師に向く職場がわかります。
HSPは病気ではありません。
HSPは生物が本来持つ、生存本能とされています。周囲からの刺激を敏感に感じとるのは、危険をいち早く察知し、生き残るためのものとされています。
まず初めに自分自身がHSP気質であるかどうかをチェックしてみましょう。

・臭いや音などに敏感
・周囲からの刺激に敏感
・共感力が非常に強い
・感受性が強く小さな刺激にも敏感
・物事を深く考えてしまう
・1人の時間が好き(団体行動が苦手である)
この記事では、そんなHSP美容師さんのお悩みを解決していきます。
HSPの概要

HSPってなんだにゃ?
HSP=Highly Sensitive Personの略。非常に敏感なと言う意味です。外界からの刺激や体内の刺激に極めて敏感に反応してしまう性質を指します。他の人が、感じ取らない音や臭いなどを 感じ取り、疲れやすくなります。参考:Wikipedia

実は私もHSPです!働いてからずっと謎の生き辛さが悩みでした
HSPは中枢神経の感度の高さと色々なことに対する刺激に対する認知処理の深さを指すSPS(Sensory-Processing Sensitivity)の測定値が高い人と言われています。つまり、人一倍感受性が強く、人一倍深く考えるということです。
HSPは5人に1人いると言われており、人より感受性豊かで敏感な人を指します。
HSPの人は5人に1人いると言われています。そしてHSPの多くは自分がHSPの特性を持っていることに気づけていません。
自分の特性をしっかり理解してあげないと”生き辛さ”から離れることができません。自分のことをしっかりわかってあげることが大切です。
DOES(ダズ)4つの特性

1996年にHSP提唱者であるエレイン・N・アーロン博士によりHSPの定義を4つ定めました。
その4つとは、4つの定義の頭文字を取り、DOES(ダズ)と呼びます。このDOESに当てはまらない人は敏感気質ではないとされています。
▶︎D:Depth of Processing(深く処理する)
物事を深く捉えなくていいことを、深くまで思考をめぐらせてしまうこと
▶︎O:Overstimulation(過敏に刺激を受けやすい)
刺激に対する反応が強く表れやすく、そして疲れやすい
▶︎E:Emotional response and empathy(全体的に感情の反応が強く、共感力が強い)
相手の感情による影響を受けやすい
▶︎S:Sensitivity to Subtleties(些細な刺激を受ける)
他の人が気づかないような、光や音、匂いなど些細な刺激にすぐ気づく
【参考】Wikipedia
HSP美容師が辛い理由

HSPの人は人一倍繊細なため、他の人より傷つきやすい傾向があります。その辛くて生き辛さの原因を5つ上げていきます。
この5つを知ることで、”自分だけの問題”でなく、HSP特有の性質であることを知り、今までより少し気持ちが楽になります。
不規則な働き方のため

HSPの人は、不規則な労働は向いていません。その理由は、常に情報処理してまう傾向があり疲れがたまりやすいからです。
朝練・夜練、十分な休み時間がなく、休日はサロンに行って練習と、常に誰かといます。
そのため、気が休まる時間がありません。
HSPの人は、多くの物事に敏感に反応してしまうので、疲れがどんどん溜まっていきます。
人の目を気にしすぎてしまうため

美容師は常に見られる意識を持って仕事をします。それは、お客様だけでなくサロンの中でも見られる意識があります。
アシスタントは特にお客様に対して、スタイリストの代わりとなるように接する必要があります。
言動や施術1つにしてもミスが許されません。(ちなみに私は何度もミス連発してました笑)
時にはキツイお叱りや、スタイリストが思う接客をしないと最悪、そのスタイリストのお客様につくことが許されませんでした。そして、さらに負の悪循環となり辛くなっていきます。

周りの目を気にしすぎて、何しても恐る恐る接客してました(泣)
ミスの連発が起きると『自分は何してもダメな存在だ』と落ち込んだ経験ありませんか?
美容師特有な雰囲気のため

美容師は特に女性が多い職場です。そして『女性のあの特有な空気感』に耐えれない場合が多いです。HSPの人は周囲の重い空気感を敏感に感じ取りやすいです。

時たま先輩が出す重い空気や怒っていると感じ取れる足音や音をたてる音が今でもトラウマ。。。
ひどい人は幻聴など聞こえてくるので、HSP美容師さんは精神的に辛いものがあります。
人との関わりが沢山あるため

HSPの人は、人一倍に周りを気にしてしまいます。そのため、多くの人と関わることで疲れやすいです。
1人のスタイリストにつくだけでなく、色々なスタイリストにつく時は気難しいお客様やスタイリストに対して通常の倍、気をつかうので疲れやすいのです。
情報処理が多いと脳内の情報が処理できていない状態になります。
相手のことを思いすぎてしまうため

HSPの特徴で、会話の流れで出た言葉などに対して深く考えてしまい、踏み込んだ会話などができません。
また、スタイリストなどの上司の説教などに対して内容より上司の感情を気にしてしまう傾向もあります。

負の連鎖が始まりだにゃー!
改善しなくてはいけない内容より、感情を気にしてしまうあまりに何度も同じ失敗をしやすいです。
怒られている内容より、相手の感情を深く処理してしまいます。
自分のペースで仕事ができないため

HSPは急な変化に対応するのが苦手です。
特に美容院は、毎日が同じメニューの施術や同じお客様を対応することがありません。
そのため、急なメニュー変更などが起こると時間配分やチームの入れ替えなど沢山起きてしまうため混乱してしまいます。
HSP美容師のメリット

これまで、HSPの特性を聞くとネガティブなイメージを持つ方がほとんどだと思います。しかし、HSP気質な人でも多くの強みがあります。
・一度覚えると凄い
・丁寧な接客ができる
・高い共感力、聞き上手・気配り上手
・些細な変化に気付ける
・管理職に向いている
HSPのメリットをうまく使えば、プラスに働きかけてくれます。
一度覚えると凄い
HSPの人は、最初は覚えるのに時間がかかります。しかし、全体的な流れを覚えてしまえばその記憶力はとても凄いのです。下記グラフは、Study hackerから引用したグラフとなります。

HSPの人はあらゆる多くの情報を深く読み取ってしまうため、脳内処理が遅いです。トライ&エラーを続けることにより、精度の高くなります。何かを覚えるのに時間はかかってしまいますが、時間をかけ覚えたことは大きな力となり発揮します。
一度覚えると精度の高い知識を身につき、理解度が早くなる
高い共感力を持ち丁寧な接客ができる

HSPにはとても聞き上手で、丁寧な接客をします。美容師という職業は『人の髪の毛に触れられる職業』なので、お客様との関わりにも気をつけて接客をします。これは、人に習わなくても出来る自然な接客なのです。
HSP美容師さんは高い共感力+聞き上手で接客上手!
気配り上手

変化にいち早く気づきやすいのは、HSP美容師だからこそのメリットです。気づけない人より気付ける人の方がお客様との関係も良好になります。
”相手を思いやれる”ところは仕事でも発揮します。スタイリストのヘルプなど行う時に、スタイリストが『何を求めているか』をいち早く気づけます。
サポート上手の気遣い上手!
些細な変化に気付ける

HSP美容師は些細な変化に気づけます。そのため、お客様がパーマやカラー放置中に雑誌を落としてしまったり、何かヘルプサインを出しているとすぐに気がつけます。
トラブルや事故などを予兆することができます。他の人は気づけない変化を気付けるのです。

私だけ気づけて、何で他の人に気づけないのだろうかと気になったこともあります。
変化に気づくのが早い!
管理職に向いている

周囲への共感力や気遣いが高いため、管理職にも向いています。相手の立場になって従業員を指導するには、こういったHSP特有の才能が必要とされます。
多くの人が学ぶことを、既に兼ね備えているのは大きな強みとなります。

HSPでない人は、本や人に教わってるんだにゃ
サロンでは管理職や監査役には向いている重要人物になれる!
HSP美容師のデメリット

HSPさんは時と場合によってはデメリットにもなります。
デメリット部分も受け入れてあげることも生きづらさを解消する近道です。では、順に解説していきます。
人の目を気にしすぎてしまう

HSPの人は、人目を気にしすぎてしまうところがあります。メリットでもデメリットともとれます。そのため、気になることが多すぎてしまい、集中力にかけてしまうところも多く見受けられます。
”人の話聞いている?”そんなことを言われたりする経験も多くあるのではないでしょうか。もしくは、聞いているようで聞こえていないことも多々あります。
臨機応変が苦手

急な変化や急な環境変化に応じることが苦手なHSPさん。
毎日が違う仕事、毎日が違うお客様と関わることの日々のため、慌ててしまいミスが多くなる日もあります。
1日のうち、どこかで頭の中の情報を処理する時間を必要とします。美容師は特に常に動き回るため、情報処理する時間などありません。そのため、急な変化に対応できなかったりもします。
女性独特の空気感に耐えられない

HSPさんは女性独特の空気感に耐えられません。美容師という職業は8割が女性です。そのため、女性特有の空気感を感じ取りやすく苦しくなりやすいです。団体行動を苦手とし一人でいることを好みます。

微妙な空気が出ると息苦しいにゃ・・・
1人でも色々な事を考えるので退屈ではない
些細なことでも深く考える

人が気にしないことでも、HSPの人は気にします。1人だけ深く考えているかと思うと孤独感も感じ取りやすいです。
人の陰口などを聞いてしまったりすると、陰口について深く考えてしまい悩むこともあります。

聞き流せれば楽なのに・・・と思うことも多くありました
常に自分のペースがある

HSPさんには自分のペースがあります。その自分のペースが乱れることを苦手とします。
その自分のペースというものは相手にはわかりません。しかし自分のペースが乱れると混乱してしまいます。
自分のペースが崩れてしまうととても疲弊してしまいます。
ペースの乱れは返って混乱する
HSPと上手く付き合う5つの方法


自分の特性を理解してあげると上手く付き合えるよ!
HSP美容師さんだって、自分の特性を理解すれば上手く付き合えます。
・HSPである自分の特性を理解する
・ストレスの解消方法を見つけ出す
・自己肯定感を高める
・休みをちゃんと確保する
・相談相手をみつける
HSPである自分の特性を理解する
「HSPである自分を理解」することが大切です。何が原因なのかが分からなければ、自分の特性と向き合うことが難しいです。
「生き辛さ」を感じている人の多くは、自身がHSPであることに気づけていません。

HSPを認めてしまったら、もっと自分に甘えてしまうと感じ、
ずっと私はHSPではない!と思い続けていました。
HSPであることを認めてあげること。HSPの特性を知ることが「生きやすさ」の近道になります。
ストレスの解消方法を見つけ出す
HSPさんはストレスを極限まで溜め込みます。そして、いつストレスを感じているのかを分かっていません。
その結果、急にストレスが爆発してしまうこともあります。HSPの特性を知ることで、自分がどの場面でストレスを感じているのかがわかります。

ストレスを極限までためないようにしよう!
ストレス解消方法は人それぞれなので、自分が何をしている時がリラックスできている時なのかを見つけることが大切です。
自己肯定感を高める
HSPの人は自己否定をしがちです。
自身がHSPだとわかっていない人は失敗や生き辛さを感じると『自分はダメな人なんだ』とか『自分の性格に問題がある』と思いやすいです。これは『ネガティブ』な傾向であり、とても危険なのです。
HSPはとても素晴らしい特性です。この特性をポジティブに捉えていくことで自己肯定感を高めていくと、上手に付き合うことができます。
・他人との比較をしなくなる
・幸福感がでる
・前に進む努力を始める
・自分という存在を認めてあげれる
・他人に振り回されなくなる
・失敗を気にしなくなる
など、これまでにないメリットが沢山起こるのです。
ネガティブになると、全く良い事は起きず、返って負の連鎖になりやすいので危険です。
自己肯定感を高めることで今まで感じたことがない気持ちになります。

目に見えない幸福感をえられるにゃ
自己肯定感を高める方法

自己肯定感高めると言っても、どうやって高めるにゃ?
これから紹介する方法は、私が実際にやってみて効果があったことです。ネガティブすぎる私でしたが、一個ずつ試した結果、自然と自己肯定感を高めることができました!

人には見せなかったけど、
大きな円形脱毛症ができるほど
とってもネガティブでした(笑)
・自分を大切にする
・ネガティブ発言を前向き発言に言換える
・自己肯定感が高まる本を読む
・失敗は成長と捉える
・マインドマップをつくる
自分を大切にする
まず初めに私が実践してみたことは、『自分を大切にすること』です。
あなたは自分のことを理解できていますか?
私は自分のことは、自分自身が一番理解していると思っていました。これまで、体がきつくても自分に鞭を打ってばかりいました。
自分自身の気持ちや身体を思って大切にしてあげたら、幸福感が高まりました。
仕事が終わったら脳内情報はリセットしてしっかり休む!
ネガティブな発言を前向き発言に言い換える
ネガティブな内容(もしくはネガティブと捉えること)をポジティブに変換することです。ポジティブまでいかなくてもいいんです。言い換えればOK!
下記内容はダイアモンド社が運営している、Harvard business Reviewによる引用になります。
ネガティブ思考や不安は、私たちを散漫にさせ、基本的なタスクにも苦労するようになる。長期的には、ネガティブ思考が繰り返されることで、認知機能の低下やアルツハイマー病にもつながる。また、誰かを自分のネガティブ思考にさらすことで、その相手をも傷つけてしまうのだ
引用元:Harvard business Review
ネガティブ発言は長期的にみて、あらゆる障害をうむことがわかっているようです。ネガティブ思考の人はポジティブ思考に少しづつ変えてみる努力をするといいです。
自己肯定感が高まる本を読む

自己肯定感を高めるためには本から得る学びはとても大きいです。一生持っておきたい本を紹介します!
\自己肯定感爆上げする本3選/
■「繊細さん」の本
著書:武田友紀(HSPカウンセラー)
50万部売れているベストすぎるセラー!!専門家が書く本の内容は元気をもらえます!
■あやうく一生懸命生きるところだった
著書:ハン・ワン氏(イラストレータ)
韓国で大人気!著書がHSPを持っているので、内容がスッと入るベストセラー本!
・職場での自己肯定感がグーンと上がる本
著書:井上 智介(産業医・精神科医)
1万人を救った井上先生が書く内容は、職場だけでなく日常的にも使える内容です!
失敗は成長と捉える

HSP美容師さんは気にしすぎてしまう特性があります。失敗をしてしまった時にの落ち込みぶりは人1倍、いや、人2倍ネガティブになります。
そんなことが起きてしまうと、1日中ブルーな気分になります。
そこで、失敗というネガティブなイメージの捉え方を変えてみてください。失敗したりすると心が痛くなります。この痛みや苦しいのは”成長している証拠”と思うと考え方が楽になります。
マインドマップをつくる

マインドマップはHSPさんに限らず、仕事・日常・子育てでもなんでも有効的に使えます。
自分自身の脳内の情報をマップにすると情報処理速度が速くなります。マインドマップというものがあるので、無料版でも十分なので利用してみましょう。



お題はなんでもOK
・今日のやることリスト
・やり遂げたい目標
・夢
・自分マップ(自分の取説)
などのお題を中心に関連づくことや連想するものを書いていきます。目標をお題の中心にするのであれば、『その目的を果たすために行うこと』など書き出していくと答えを出しやすくなります。
HSP美容師だったら
ストレスと感じる時はどんな時かなどを書き出していきます。
休みをちゃんと確保する

HSPの人は不規則な生活は向いていません。休みの日は身体を休めてあげて、身体と心に休息を与えてあげましょう。
HSPの人は『人より疲れやすい』傾向があるので、無理のしすぎや頑張りすぎることはやめましょう。

自身が頑張りすぎてると言う事を自覚がない時もありますよ!
何か行動する前に自分自身が疲れていないか考えてから行動すること
相談相手を見つける

相談相手を見つけましょう。HSP美容師さんはどうしても自分1人で抱え込みやすいところがあります。
相談することで、前向きに頑張ろうと思えます。そして、相談しようとする相手は慎重に決めましょう。

本当に信頼できる人にだけ相談することをお勧めします!
どうしても人は喋ってしまう生き物です。自分が本当に相談できる人を探し、自分の気持ちを汲み取ってくれる人に相談をしましょう。
HSP美容師が働きやすくなる方法

HSP美容師でも働きやすくなる方法はいくらでもあります。「周りに迷惑かけられない」など余計な事は考えずにまずは、働きやすくする方法を見てみましょう!
・周りにHSPということを伝える
・自分を責めない
・空気を感じとりすぎないようにする
・周りを気にしすぎないようにする
自分にしかわからない特性は、周りの理解も必要
周りにHSPということを伝える

働きやすくする1番の近道は、『周囲に自分がHSPであることを伝える』ことです。
周りに自分がHSPであることを伝えてあげると、周囲の理解を得ることもできます。HSPさんにとっては、とてもデリケートな内容です。恥ずかしがらずしっかり伝えましょう。
自身がHSPであると言う事を打ち明けると、周囲はHSPのことを考えてくれやすくなり、相談がしやすくなります。
HSPは周りのサポートがないと行き辛いものなのです。
自分を責めない
HSPはとにかく『〇〇すぎる』ことが多いです。〇〇の内容は『気にしすぎる』『考えすぎる』『感じ取りすぎる』ことです。その結果、自分を深く責めがちです。自分を責めず、自身を肯定してあげましょう。
どんなことをするかというと『自分を認めてあげること』をすることです。
『今日も頑張ったね』と自分自信に対し認めてあげましょう。
自分を責めても、何も変化しない。自分を認めてあげることが大切。
空気を感じとりすぎないようにする
空気を感じ取りやすいのもHSPの特性です。嫌な空気を感じたら、場所移動したり外の空気を取り入れたりしましょう。
HSPはどうしても何らかしらの空気を感じとってしまうものなので、上手く空気を感じ取りすぎない努力をしてみましょう。
息苦しくなったら、その場を離れて違う空気を吸う事
周りを気にしすぎないようにする
周りを気にしすぎないようにしましょう。周りではなく、自分が見える物に集中することで、気にしすぎることが少なくなります。
どうしても気にしてしまう場合は、音楽を聞いたり場所を変えてみたり、何かポジティブなものや事を考えるようにするといいです。
今考えていることがネガティブ寄りになっていたら、ポジティブ思考に変えていく努力する
HSPに向く美容師の仕事環境
上記の記事では職場で働きやすくなるためには、自身がHSPであることを周囲に伝えることで働きやすくなると書きました。
それでも働きにくさを感じる人もいると思います。その時は、転職活動や働き方を変えてみしょう。
HSPさんに向く職場環境を下記にまとめました。
・休憩時間を確保できる職場
・悪口などが飛びかわない職場
(意見と悪口は違うよ!)
・騒がしすぎない職場
・休暇(有給含む)が取れる職場
・人間関係が程よく距離が取れる職場
・不規則な働き方がない職場
上記の内容の中には、正社員で美容院勤めだと中々難しいです。特に不規則な働き方がほとんどのサロンでは休憩を確保することなどは『難易度高』です。

HSP美容師さんの居場所はサロンだと難しいのかにゃ?

そんなことはないよ!働き方を変えればいいだけ♪
休憩時間を確保できる職場
休憩時間を確保できる職場を選びましょう。
HSP美容師さんは多くの情報を抱え、そして処理をしようとします。そのため、ちゃんと休憩を挟まないと余計に疲れてしまいます。
異業種の転職では、休憩時間が必ずあります。(本来は休憩はないといけません)
労働基準法の決まりで労働時間が6時間超えの場合は45分の休憩、8時間労働の場合は1時間の休憩が必要
下記内容は厚生労働省のHPによるQ&Aから引用した内容になります。
引用元:厚生労働省HPより引用
Q 休憩時間は法律で決まっていますか?
A 労働基準法第34条で、労働時間が6時間を超え、8時間以下の場合は少なくとも45分
8時間を超える場合は、少なくとも1時間の休憩を与えなければならない、と定めています。
異業種の中では特にHSPさんに勧めたいのは営業はおすすめ!事務や外回りの両方の仕事があると好ましいです。
その理由として、常に同じ環境で仕事をしないからです。
その日ごとに仕事内容が違うので、事務をやったり、外回りをしたりと何かしら動き回ります。そして、環境を変えながら仕事できるのはHSPさんにとって働きやすいです。
悪口などが飛びかわない職場
悪口が飛び交う会社やサロンもあります。そういった環境では絶対働かない方がいいです。特にHSPの特性を持つ人は、悪口や陰口を聞くと深く考えてしまいます。
またヒソヒソ話などにも敏感になります。『自分のことを言われているのでは?』と考えてしまったりもします。そういった環境はHSPさんに限らず、やめた方がいいです。
騒がしすぎない職場・うるさすぎない職場
HSP美容師さんは静かな落ち着きのある職場が向いています。
うるさすぎる職場環境はHSP美容師さんは落ち着きません。音・光・臭いといった、あらゆることに敏感に反応してしまいます。
静かな環境だと、余計な刺激がないので働きやすい環境となります。
休暇が取れる職場
休暇や有給休暇がとれるサロンや会社を選びましょう。
HSP美容師さんは休暇を必要とします。休暇の取れないサロンは疲労がより溜まりやすく、そして体調を悪化させます。
休日はしっかり休め、有給休暇の取れるサロンや会社選びをしましょう。
労働基準法で有給休暇は取らないといけません!休みが取れないはありえません!
下記内容は厚生労働省のHPから引用した資料になります。



休みはしっかり取れる会社が当たり前なので、そういった所で働きましょう。
人間関係が程よく距離が取れる職場
人間関係が程よく距離が取れる職業が向いています。サロンや企業により一概に言えませんが、家族経営や少人数の企業はあまりおすすめとは言えません。
プライベートまで仲が良いサロンがありますが、そんなところにHSP美容師さんが飛び込んだら1人になる隙間がありません。
干渉されず、程よい距離感のある職場環境が望ましいです。
不規則な働き方がないサロン
休日出勤や営業時間外のあるサロンや過度な残業がある会社はおすすめしません。
規則通りの働き方ができる環境が望ましいです。急な対応などは得意としません。自分の特性に合わせられる環境が望ましいです。
HSPに向かない美容師の仕事環境
HSPに向かない職場環境を解説していきます。
・夜遅くまで練習(残業)する環境
・有給が取れない環境
・休憩が取れない環境
・騒がしい環境
・すごく干渉される環境

上記の内容で当てはまる場合、『無理しすぎている』と感じているか考えてみましょう。
無理して得た結果、自分にとってどう良い事が起きるのかが明確にあれば頑張れることもあります。
しかし、その先が見えないのなら『頑張りすぎている』証拠です。周りが見えなくっている場合があります。
自分に向く・向かない職場を把握することが大切です。
夜遅くまで練習(残業)する環境
夜遅くまで練習する環境はHSP美容師さんに向きません。1日のサロンワークだけでもかなり疲労が溜まっているのに更に追い討ちをかけては意味がありません。
休憩がとれる環境ならまだしも、休憩がない状態で閉店後に残業しているは身体がボロボロにになるのは当然です。
過労死ラインは月80時間
一般労働者の場合は週40時間が法定上限で、月間換算で「約173時間」。労働者側と協定を結んだ場合も残業は「月100時間」(連続なら月80時間)などが特例上限。これは過労死ラインと呼ばれ、超えると脳や心臓疾患で死亡するリスクが高まるとされる。
引用元:朝日新聞
有給休暇が取れない環境
有給がとれない(とれずらい)環境も向いていません。特にまだHSPによる疲れなのかがわかっていない人は有給休暇をとれる環境で働きましょう。

有給休暇は事前に会社に申告すれば取れる休みです。また、使い道も『病気や怪我』などに使うためという決まりもありません。使いたい時があれば事前に申告しましょう。
平成31年4月に法改正され、有給休暇が10日以上の労働者は毎年最低でも5日は有給休暇を取らないといけないことになっています。(厚生労働省HPより)
休憩が取れない環境
休憩が取れない環境は向いていません。
外界からの刺激に強く反応してしまうため、常に身体が緊張している状態なのです。そのため、疲れがたまりやすいです。休憩がとれない環境はHSP美容師さんには向いていません。

休憩することは労働者の権利だにゃ!
Q 休憩時間は法律で決まっていますか?
引用元:厚生労働省HP
A 労働基準法第34条で、労働時間が6時間を超え、8時間以下の場合は少なくとも45分8時間を超える場合は、少なくとも1時間の休憩を与えなければならない、と定めています。
騒がしい環境
騒がしい環境・忙しすぎる環境や無理してスタッフの人数を考えないで予約を入れる無茶なやり方をするサロンや職場は向いていません。
HSP美容師さんはそこまで考えなくていい情報までも取り入れてしまいます。そして、音や光などの刺激となるものにも過敏に反応してしまいます。
騒がしい環境はHSPさんにとって知らずのうちにストレスを抱えていっています。
すごく干渉される環境
干渉しすぎてしまう職場も向いていません。特に美容師という職場は常に先輩や上司の下で働いていることがほとんどです。

それだとHSPの人は調和の取れない浮いた存在になる気がするにゃ・・・

これに関しては会社によって干渉される度合いが違うよ!
干渉されることによるストレスを感じているなら派遣など
働き方を変えたりするのがおすすめ♪
HSP美容師に向いている職業
美容師業界でもHSPさんが働きやすい環境があります。今働いているサロンで働いていたいというのがなければ、転職をして自分にあった環境を探してみましょう。
以下の内容はHSPの特性を持っている人が働きやすいと言われている内容です。
・コツコツと取り組める環境
・フレックス制や勤務時間が自分の体系に合った働き方ができる環境
・有給休暇の取りやすい環境
・休憩時間がちゃんと確保できている環境
・リモートや在宅ワークができる仕事環境
新しい情報があれば更新していきます。
訪問美容師

訪問美容師はHSP美容師さんにとって向いている仕事になります。
訪問美容師とは、人の手を必要とする施設(有料老人ホーム)や寝たきりのため美容院に行くことができない個人宅に行きカット・カラー・パーマ等の施術することです。
身体の不自由な人を対象に訪問美容師をするので、色々と気をつけないといけないことが多いです。
ですが、拘束時間の短い点と朝一から車移動のため、一人の時間を確保できるところはHSP美容師さんにとって働きやすい環境と言えます。
- 9:00出勤(訪問先に向かう)
- 9:30現地到着
準備や施設の担当者の人と打ち合わせ
カウンセリング - 10:00施術開始
- 12:00施術終了・お会計
片付けを終える午後に備え昼食
- 13:00次の現場に到着
準備・カウンセリング
- 14:00施術開始
- 15:00施術終了・お会計・掃除
- 16:00帰宅
訪問美容師は上記のスケジュールのように、15時で終了することがほとんどです。ある程度経験をつんだら、一人で行えます。
今後、更に有料老人ホーム施設が増えていきます。そのため、需要がある職業となります。
店舗を持たないので、行動しやすいのもメリットです!
業務委託サロン

業務委託サロンというものがあります。
お店とは雇用関係にないためお店の集客方法により自分から新規顧客を探さなくとも獲得することが可能です。また、出勤や時間なども自分で決めることができるため自分のペースで進められます。
業務委託サロンはお店側が、お店の広告やカラー材などの材料を用意します。美容師が業務を委託(お店の従業員ではない者が代わりに業を行うこと)される形でお客様の施術を行うものです。そのため、雇用形態は個人事業主となります。

面貸しサロンとは違うのかにゃ?

似ているけど少し違うにゃ
面貸サロンはサロンのセット面を借りて施術をすることです。
業務委託サロンとの違いは、自分で集客するかお店側が集客するかの違いになります。
シャンプー専門店で働く

シャンプー専門店はシャンプーすることに特化した職業のため、美容師業を全般的に施術する仕事に比べて大きなメニュー変更などがありません。
HSP美容師さんは急な変更があると慌ててしまいます。そのため、シャンプー専門店といった職業は向いています。
ヘッドスパ専門店で働く

ヘッドスパ 専門店はヘッドスパ に特化したスパ専門サロンです。
癒しを求めるお客様が多いため、似た状況の客層が来店されます。そして、スパ専門は静かな空間の中での仕事です。
HSP美容師さんは騒がしい環境だと疲れやすくなる傾向があるので、こういったリラクゼーション系の仕事は向いています。
カラー専門店で働く

カラー専門店はカラーに特化した専門店になります。カラー専門店の中でもグレーカラー専門店だとブリーチやグラデーションといった大掛かりなメニューがないです。
メニューもシンプルなのでHSP美容師さんでも安心してできる仕事となります。
派遣美容師

HSP美容師さんに勧めたい職業は派遣美容師です。派遣は自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるのでとても向いています。
派遣は雇用先が派遣会社になり、サロンに雇用されていません。そのため、営業後の練習や講習などなく、働いた分だけ労働すればいいのでHSP美容師さんにとっては負担が少なくなります。
派遣美容師は時給1200円〜1日美容師もできる
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異業種なら営業
HSP美容師さんが異業種に転職するなら営業をおすすめします。

私も美容師から営業職につきました!
女性営業は特におすすめしたいです。美容師は高卒扱いとなりますが、営業職は基本的に大手や外資系でも『学歴不問』でも中途採用してくれます。
営業色は『男性』のイメージが強いですが、ここ最近女性の営業色が増えています。事務や外回りなど行うところがほとんどです。
自分のタイミングで休憩を取る事ができ、周りの社員と同じ行動をしません。そのため、自分でお昼のタイミングなど決められます。

1人になれる時間が取れるので気持ちが楽です!!
営業色につくとボーナスが出るところが多く、年収が高収入になりやすいです。(500万〜1000万の人もいる)
HSP美容師が向いている職場の見つけ方5ステップ

自分に向いている職場に出会う為には、下記の順番で職場探しをしてみましょう。
1.自分が苦手とする環境を知ること
2.自分の強みを知る
4.自分の弱みを知る
3.自分の条件を絞り出す
4.1度は会社見学をする(ヘアサロンは特に)
この5つのステップを行うことで、職場探しがしやすくなります。
自分が苦手とする環境を知る

まず最初に自分が苦手とする環境はどういったところなのかを考えます。
これまでHSPの特性をいくつか解説していきましたが、その中でもどんな職場環境が最も苦手でしたでしょうか?
全部同じくらい苦手意識があるとしても、一番苦手な環境を中心に職場を探してみましょう。
自分の強みを知る

あなたは自分の強みはなんですか?
これまでHSP美容師のメリットをいくつか解説していきました。強みでなくても『得意とすること』に置き変えてもいいと思います。
得意なことを知ることで転職活動がしやすく活動の幅が広がります。そして面接時においても『自分の強み』がアピールポイントとなります。
マインドマップを使って自分の得意を見つけ出そう!
自分の弱みを知る

自分の弱みをしっかり明確化しましょう。
一番自分が弱いところを知り、どういった職場環境なら過ごしやすいかを考えてみると転職活動する時にエージェントや面接時に事前に伝えることができます。
自分のことは自分にしかわかりません。しっかり自分の弱みを知りエージェントや面接時に伝えましょう。
自分の条件を絞り出す
自分の条件とは働く上で必要な職場環境を絞り出しましょう。条件を明確化することで、日本企業は全体で367万社あります。そのうち25万件あるサロンの中からグンっと絞り出せ、職場探しがしやすくなります。

そんなに企業あれば、1つや2つ落ちても痛くないにゃ
自分の考えで条件を絞り出す▶︎エージェントに登録▶︎担当者に相談▶︎職場探し の順で進める
気になる会社は必ず見学・下見をする
職場の環境は求人情報だけでは、わかりません。必ず!!会社やサロンの環境は見れるなら見ておきましょう。
求人情報に記載ある職場環境があなたにとって違うかもしれません。就職先が決まってからだと、引き返すのは難しくなります。
転職活動する時に面接までに企業HPを隅々チェックしてください。そして気になるところはどんどん担当者に聞いてください。

転職エージェントの力をかりてサポートをしてもらおう!
サロンや企業に聞きにくいことがあれば、エージェントの担当者さんが
代わりに聞いてくれるよ!
見学ができるかどうかを事前にエージェントに聞いてみましょう。そして実際に働いている人と話すことも大切です。職場環境を見て実感する事が大事です。
HSP美容師だからこそ向いている職場がある

これまでHSPについて解説してきましたが、美容院だけでも25万件あり、日本にある企業は367万社(2021年6月時点経済センサス活動調査による)もあります。
多くの企業があるので、その中に必ずHSP美容師だから向いている職業が絶対にあります!!
HSP美容師のメリットは小さな変化に気づきやすく、人の気持ちに寄り添える優しい人がとても多いです。
美容師は髪の毛に触れられる特別な技術職です。他の職業にはない特別な職業と言えます。
また、美容師を離れても美容師免許があればいつだって戻れます。
誰かのための前に、自分自身が働きやすいと感じる環境で働きましょう。そうすれば、これまで生きづらい環境から解放されます。
焦ったり、慌てたりすると転職活動は上手くいきません。今辛い状況の時はゆっくり身体と心を休めてあげてから転職活動をしていきましょう。
以上、今回はHSP美容師さんが職場で働くのが辛い理由とHSP美容師さんに向いている適職についてでした⭐︎

HSPさんは音・光・臭いに敏感!