今回は未経験でIT業界を目指したい人向けの記事になります。
今後の転職活動にお役に立てられたらと思います。
・IT業界の種類と違い
・未経験で出来る理由
・未経験でできる職種
・ITに特化した求人サイトとエージェント
未経験でもIT業界に転職できるの?

結論からいいますと、出来ます。しかし、業種は限られます。
その理由は、IT業界によっては経験やスキルが必要な企業がほとんどだからです。
未経験でも募集している企業が多くあり、研修制度も整っている企業も多くあります。
職種により、経験者だけの募集を募っていても人が足りない状態が続いているため、未経験でも募集をしています。
これから、IT業界の種類と未経験でも出来る仕事を紹介していきます。
IT業界の種類
IT業界は大きくわけて、インターネット・WEB業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界、情報処理、通信業界という5つにわかれます。
下の図はわかりやすくしたものです。

1単体で見るとそこから細かく業種が細分化されています。
ソフトウェア業界で例えます。
ソフトウェアとは携帯やパソコンにインストールされているアプリやソフトの開発を行なっていることを指します。
- プログラマー
- アプリケーションプログラマー
- システムエンジニア(SE)
- ゲームプログラマー
- ネットワークエンジニア
- ITコンサルタント
- 営業
このように細かく細分化されます。
さらにイメージつきやすいように以下の図を参照ください。
各業界の関連企業となります。

インターネット・Web業界に位置づけられている、GoogleやYahooなどは色々な事業を行っているためジャンルをわけることができないと言われています。
LINEもこのインターネット・Web業界に位置します。
この記事では未経験から始めれる職業と実際に美容師や未経験から始めた人を参考に解説していきます。
新しく情報がでたら随時更新していきます。

IT業界が未経験者募集している理由

IT業界も職種が限られますが、募集をしている企業が増え続けています。
その理由を解説していきます。
満員的に人員不足
年々IT業界では人出不足が続いています。
IT技術の進みが早いということは、常に開発をしているということになります。
そして、何か新しいものをつくるには、それを管理する人が必要になってきます。後ほど解説する、インフラエンジニアが『管理する人』にあたります。
そのため、今後も人員不足が続くことと言われているため、未経験者でも募集を募っているのです。
ポテンシャル採用が多い

IT業界というと『人と喋らないで黙々とパソコンをいじる』イメージありませんか?
私はそう思っていました(笑)
実は、IT業界も『コミュニケーション能力』が重要視されています。
IT業界も1人でできる仕事ではないのです。
会社の規模にもよりますが、企業が大きければ従業員も多くなります。
そして社内は勿論、取引先とのやりとりもあるためコミュニケーションがとれる人を常に募集しています。
採用には2種類あります。『ポテンシャル採用』と『キャリア採用』です。
20代前半で異業種転職なら『ポテンシャル採用』一択です。
【ポテンシャル採用】・・・気質がある人材かどうかを見ている。将来性や企業の力となるかどうかで判断する『人柄重視』で決める採用方法です。
ポテンシャル採用を行っている企業は主に20代前半から25歳が多いです。
企業によりますが、20代であればポテンシャル採用を実施している企業もあります。
【キャリア採用】・・・これまでの実績や経験を活かして、会社の戦力になるかどうかを判断する採用方法です。
キャリア採用の募集は比較的20代後半から30代以降向けに募集をかけている企業が多いです。
このように、企業により採用方法があります。
ポテンシャル採用で採用されやすいのは20代です。20代であれば、ポテンシャル採用は チャンスと言えます。
未経験で出来るIT業界は?

IT業界で挑戦しやすい業種はWebインターネット業界、情報処理業界、その他事務・営業です。
求人情報でもみてわかるように、『未経験でもOK』のIT業界では上記の3つは特に募集しています。
そのほかの業種は実務経験を求めている企業が多いため『未経験』からだとハードルが高くなります。
順に説明していきます。
Web・インターネット業界

Web・インターネット業界の中のWebデザイナー・Webエンジニアが転職しやすいです。

ハードル高くにゃい???
Web・インターネット業界の中で更に業種を絞ると、『Webデザイナー』と『Webエンジニア』が未経験でも転職できます。
未経験でもできる理由として、会社に入ってから学んでいけるスキルだからです。
・HTML・・・Hyper Text Markup Languageの略。電子メールやアプリ、サイトをちゃんと表示させるためのもの。(プログラミングとは異なる)
・CSS・・・Cascading Style Sheetsの略。レイアウトや配置などを決めるデザイン。HTMLと併用して使うもの。
・JavaScript・・・プログラミング言語の1つ。サイトのデザインに動きを出したり、地図やアニメーションをつけたりするもの。
Webデザイナー

Webデザイナーは個人や企業から依頼されたデザインを依頼を受けWebサイトのデザインの製作をしていく仕事です。ユーザーから見て、目に見えるサイト設計デザインを行う仕事です。
クライアント(依頼者)と打ち合わせし、サイトデザインを決め作成していきます。
1.クライアントと打ち合わせ:依頼者とサイトデザインの打ち合わせします。完成目標とするデザインや目的を明確にし、決めていきます。
2.コンセプト設計:依頼者が求めているターゲット層やデザインの見え方を決める
3.ワイヤーフレームの作成:サイトの骨組みとなる部分の配置を決める。
(フッター・ヘッダー・コンテンツの配置など)
4.コーディング:HTMLやCSSなどを用いてデザインをしていきます。
5.最優チェック:テストをします。誤字脱字がないか、エラーがないかの最終テスト。
・細かい部分を気にすることができる人
・探究心や追求心がある人
・コミュニケーション能力がある人
Webエンジニア

Web系エンジニアはWebサイトやWebサービスに関連する運営の開発やサイトの保守を行う仕事です。
顧客の要望やサイトの目的に沿って、ユーザーにとって使いやすいサービス設計・開発を行います。
Webエンジニアとはサイトの設計・運営のことを指します。
Webデザイナーがデザインしたサイトデザインをもとにプログラミングをしていきます。
Web開発や設計だけでなく、顧客の悩みや目的に応じたサイト設計をしていきます。
Webエンジニアのサイト制作にはクライアントサーバー(フロントエンド)とサーバーサイド(バックエンド)があります。
役割 | 対象となること | 使用スキル |
クライアントサーバー | ユーザーが目に見えている部分 | HTML、CSS、JavaScript jQuery、Angular、React |
サーバーサイド | 上記の目に見えない部分の機能のサポート | PHP、Ruby、Java、SQL |
・HTML・・・Hyper Text Markup Languageの略。電子メールやアプリ、サイトをちゃんと表示させるためのもの。(プログラミングとは異なる)
・CSS・・・Cascading Style Sheetsの略。レイアウトや配置などを決めるデザイン。HTMLと併用して使うもの。
・JavaScript・・・プログラミング言語の1つ。サイトのデザインに動きを出したり、地図やアニメーションをつけたりするもの。
・PHP・・・Hypertext Preprocessor を再帰的に略したもの。主に、掲示板・問い合わせフォーム・ショッピングカートなど、動的なWebページの生成などに使用されています。
・Ruby・・・プログラミング言語の1つ。Webアプリケーションの制作に使用されます。従来のプログラミング言語よ簡単に利用できる。Rubyで使用されているサイトの例としては、クックパッド」、「食べログ」、「価格ドットコム」、「Twitter」などにも使用されています。
・論理的思考を持ち、地道に問題解決をしていくことができる人
・物事を追求することが’できる人
情報処理業界

IT業界が発展する中、開発と共に大切になってくるのがインフラ整備です。
このインフラを守ることで、ネットを利用する人たちが安全で便利な生活を送ることができます。情報処理業界は快適にするために必要不可欠な存在の情報処理サービスなのです。
情報処理業界はシステムの企画・設計・運用・保守などを行い、企業の業務を円滑に進められるようにサポートや効率化を図ったりする役割のある業界です。
身近なものでいうと、コンビニエンスストアなどで用いられる電子決済も情報処理が利用されています。
日常のあらゆる場面で便利で快適に過ごせるのには、目に見えない裏側では、情報処理業界がシステムを支える役割をしています。
・システムエンジニア(SE)
・インフラエンジニア
・セールスエンジニア
順に説明していきます。
システムエンジニア(SE)
依頼者とのコミュニケーションの中で課題を導き出し、その課題を解決するためにシステム設計・開発をする役割をします。

SEはプログラミングに関わるものもあれば、関わらないものもあるにゃ
インフラエンジニア

非常に求人募集がある『インフラエンジニア』。『木の根っこ』ともいわれるくらいにIT業界を担う重要な存在になります。
インフラエンジニアは基盤となるシステム
エンジニアは様々な職種がありますが、エンジニアの中にインフラエンジニアという職種があります。
インフラエンジニアとはシステム開発の基盤となるインフラ構築を担う職種のことです。
『サービスやシステムを正常に動かすために必要なもの』でありIT業界ではなくてはならない業種となります。
インフラエンジニアの仕事内容
主な仕事の役割は大きく3つにわけられます。
- 【設計】インターネットを通じたサービスやシステムを有効に機能させるために必要な設備や回線などを設計する
- 【構築】設計を基にパソコンとサーバーをケーブルでつないで環境を構築する
- 【監視】システムを運用開始後は、機器やサーバーが正常に稼働しているか監視する
今後も需要が高くなる職種です。
そのため、スキルがなくとも企業側が仕事をする上で必要なスキルをみにつける為に必要な教育や資格手当を用意してるところがほとんどです。
もちろん独学で資格を取ることも可能ですが、現場で学びながら勉強した方が何倍も経験値や知識が上がります。
インフラエンジニアについてわかりやすく解説してくれているもんしょーさんのYouTubeです。
デジタルセールス

営業とエンジニアを取り持つ仕事です。
デジタル営業は、名前の通り対面で行う『営業』ではなく、『機器』を使用した営業方法です。
非対面や遠隔で電話やメールでマーケティングツールを利用し顧客の育成・精査をして顧客獲得をしていく仕事です。

営業が足りない技術面とITが足りないセールスポイントを両方の弱点をカバーする役割だにゃ
コールセンターやオンラインで営業することもこの、デジタルセールスになります。
カスタマーサクセス
カスタマーサクセスという業界があります。
カスタマーサクセスは既に自社製品を利用している顧客対し、サービスの改善・サポート・サービスをより向上するための提案を行います。
カスタマーサクセスは、サービス改善や解約を検討している顧客に対し不安や原因を聞き出し解約を再検討することで報酬を獲得できるサービスです。
『カスタマー』と聞くと『クレーム対応』のイメージがつくとおもいます。
『カスタマーサクセス』は直訳すると『顧客の成功』です。

カスタマーサービスと違うのかにゃ?

似ているけど違うにゃ!
皆さんは携帯電話で困ったことがあるとき、電話で電話したことあると思います。(特に解約など)
その際に、解決したい項目をオペレーターに聞かれ該当する項目の番号入力してカスタマーの人と会話が始まるかと思います。
そして、解約の原因について問題解決するために提案されたことありませんか?
それがカスタマーサクセスの仕事です。
他には、主にサブスクを使用している顧客が『解約』や『商品に対する相談』に対して、適切なアドバイスをする職種となります。既に顧客獲得をしている状態から始まる仕事となります。
仕事内容の例として、既に使用しているサービスに対して更に良いサービスの提案、自社サービスの利益の向上を目的としています。いわば、顧客の満足を向上させるためのサービスが『カスタマーサクセス』です。
お客様への提案が好きな人や得意な人、さらにコミュニケーションをとることが好きな人に向いている職種となります。
本要約チャンネルでもあるくぼ店長の仕事術で『カスタマーサクセスとは何か』弘子ラザヴィ著書をわかりやすく要約してくれています。
現役カスタマーサクセスの社員が教えるカスタマーサクセスの仕事

サブスクや携帯会社なども応募しているにゃ
カスタマーサクセスは美容師専門のカスタマーサクセスも少なからず存在します。
そして、未経験でも応募できます。
美容師関係のカスタマーサクセスが募集している業種は転職支援サービスなどが多いです。自分の転職活動の経験を活かして転職支援のカスタマーサクセスを利用してみるのもおススメです!
その他
上記の業種は入社後、働きながら専門スキルを習得していく形になります。
IT業界の事務や営業も、未経験で仕事を探すことができます。
順に説明していきます。
事務

IT事務はIT業務のサポートをすることが多い事務です。 操作テストの手伝いを行ったりもします。
・IT業界に興味があるけど専門性が高すぎる分野に踏み込みずらい人
・タスク処理のように、決まった業務をこなすのが嫌いじゃない
・室内の仕事を探している
・ネイル・髪型など自由がいい
IT業界に興味があるけど、うまくやっていけるか心配な人は、IT事務から始めると知識がついてきます。
知識がついてくれば、システムエンジニア(SE)にキャリアアップすることもできます。

タスク処理の業務が嫌いでなければおススメだにゃ
事務関係は、情報処理やデーター管理など業種によって与えられる仕事は様々です。
一切パソコンを使用したことない人は、事務に必要な基礎知識だけ身につけると転職しやくなります。
動画でもっとわかりやすくIT事務のことを知りたい人におススメのYouTube↓
IT営業

・コミュニケーションとるのが好きな人
・人に提案するのが好きな人
・人と仲良くなれる人

営業にチャレンジしたい人ならおすすめにゃ!
美容師の人はコミュニケーションが高い人が多いので、美容師から営業に転職する人も多いです。ただ、同時に知識も必要になっていくので勉強が必要になります。
未経験で募集しているIT業界の営業では、カルキュラムや研修制度がしっかり整っているところをチェックしましょう。
未経験者のためのITエージェント

どの業種でも言えますが、ITの情報が無いまま求人応募するのは大変危険です。
色々な業界の情報を持っているエージェントを利用することをお勧めします。
興味や転職したい業界が絞れているなら、IT未経験に特化したエージェントの利用をおすすめします。
無料で利用できるエージェントなので、IT業界に興味がある人は一度相談してみることを勧めます。
新しい情報があり次第随時更新しています。
未経験IT転職特化型UZUZIT

『ウズキャリア』は未経験者のためのIT業界転職特化型のエージェントです。
就職後の定着率は97%を超えています。
また求人紹介だけでなく、面接対策に学習動画コンテンツ、IT講師による学習サポートも求職者からの満足度が非常に高いです。
内定者も80%を超えているので、IT業界の転職を考えている人はウズキャリアに相談するといいです。
さいごに
今後もIT業界は、求人の需要が高まる傾向があります。
とくにインフラエンジニアはIT業界ではなくてはならない業界なので、縁の下の力持ちのような役目を果たしたい人はお勧めいたします。
インフラエンジニアでは未経験でも企業に入ってから資格支援をしてくれる企業が多いです。
また、30代で転職するより20代のうちに転職した方が、興味のある職業に転職しやすくなります。
私も20代後半の時に大手エージェントで面談した際に、30代になると未経験転職は本当に難しいとアドバイスされてきました。
IT業界は特に20代で転職しやすいので、美容師からの転職を目指す人は早期転職をお勧めいたします。
